はじめに
「データは21世紀の石油」なんて言われるように、最近はどの会社でも「データ活用」が重要!って言われてますよね。でも、「データ活用って具体的に何をすればいいの?」「ウチみたいな中小企業でもできるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなデータ活用の「はじめの一歩」となる「データ基盤」について、Google Cloudを使った作り方を、ITに詳しくない方にも分かるように解説します!
(この記事は「改訂新版 Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門」の第一章を参考にしています)
そもそもデータ基盤って何?
データ基盤の役割 ~バラバラなデータをまとめて活用!~
データ基盤を一言でいうと、「社内のあちこちに散らばっているデータを、使いやすい形に整理整頓してくれる仕組み」です。
- お店のPOSレジの売上データ
- Webサイトのアクセス履歴
- 工場にある機械のセンサーデータ
…など、会社には色々なデータがありますよね。データ基盤があれば、これらのデータをまとめて分析したり、レポートを作ったり、さらにはAIに学習させて未来予測をしたり…といったことができるようになります。
今までは、こういったデータがバラバラに管理されていたので、「あのデータとこのデータを組み合わせて分析したい!」と思っても、すごく時間がかかったり、そもそもできなかったり…。これでは、せっかくのデータも宝の持ち腐れですよね。
データ基盤ってどうやって作るの? ~主な構成要素~
データ基盤は、いくつかの「部品」を組み合わせて作ります。それぞれの「部品」が連携して、データをスムーズに活用できる流れを作ります。
部品の名前 | 役割 | 例:Google Cloudのサービス |
データレイク/レイクハウス | いろんな種類のデータを、とりあえず全部ためておく場所。 | Cloud Storage, BigLake |
データウェアハウス/データマート | 分析しやすいように、キレイに整理整頓されたデータを置いておく場所。 | BigQuery |
ETL/ELT処理 | データを、使いやすい形に「抽出」「変換」「格納」する作業。 | Dataform, Dataflow |
ストリーミング処理 | データが新しく入ってくるたびに、リアルタイムで処理する仕組み。 | Pub/Sub, Dataflow |
ワークフロー管理 | データ処理の順番を決めたり、自動で実行させたりする司令塔。 | Cloud Composer, Cloud Data Fusion |
メタデータ管理(ちょっと難しいけど大事!) | 「このデータは何のデータ?」「誰が使っていいの?」といった情報を管理して、データの信頼性を高める。 | Data Catalog, Dataplex |
【図解】データ基盤のイメージ

この図のように、色々な場所にあるデータが、パイプラインを通ってキレイになり、分析しやすい場所に集まってくる…というイメージです。そして、全体の流れはワークフロー管理で自動化されているので、一度作ってしまえば、あとは手間いらず!
Google Cloudを使うと何がいいの? ~データ基盤作りの強い味方!~
Google Cloudを使ってデータ基盤を作ると、こんな嬉しいことがあります。
- 初期費用を抑えられる!
- クラウドサービスなので、最初に大きなサーバーを買う必要がありません。使った分だけお金を払えばOKなので、お試しで始めることもできます。
- データが増えても大丈夫!
- データがどんどん増えても、Google Cloudが自動でパワーアップしてくれるので安心です。
- 必要なものが全部そろってる!
- データ基盤作りに必要なサービスが、全部Google Cloudの中にそろっています。バラバラのツールを組み合わせる必要がないので、設定もラクラクです。
【対応表】Google Cloudの主なサービス
サービス名 | 役割 |
BigQuery | 分析しやすいデータを置いておく場所(データウェアハウス) |
Cloud Storage | 色々なデータをためておく場所(データレイク) |
Pub/Sub | リアルタイムでデータを処理する仕組み |
Dataflow | データを使いやすい形に加工する仕組み |
Cloud Composer | データ処理の自動化 |
Data Catalog | データの情報を管理 |
まとめ ~今日からあなたもデータ活用の一歩を踏み出そう!~
今回は、データ基盤の「キホン」を学びました。
- データ基盤は、バラバラなデータをまとめて、色々なことに活用できるようにする仕組み。
- データレイク、データウェアハウス、ETL…など、いくつかの「部品」を組み合わせて作る。
- Google Cloudを使うと、手軽に、しかも本格的なデータ基盤が作れる!
この記事を読んで、「データ基盤って意外と簡単そう?」「ウチの会社でもできるかも!」と思っていただけたら嬉しいです。Google Cloudの各サービスを使えば、今日からあなたもデータ活用の一歩を踏み出せます!
※ もっと詳しい技術的な話や、各サービスの使い方については、専門書やGoogle Cloudの公式ドキュメントを見てください。